こんにちは。
毎日の現場管理ご苦労さまです。
みなさんの現場では月に何日の休みがありますか?
世間一般と違い、建設業では日曜日のみ現場が止まり、
土曜日や祝日は仕事をしているところが多いのではないでしょうか?
もちろん、現場によっては近隣協定や所長方針で祝日は作業なしとか、
第2土曜日は現場を閉めるところもあるかもしれません。
ただ、ワシの体感ではそんな現場はまだごく一部です。
この要因として、建設作業員が日給制であることが挙げられますが、
われわれサラリーマンはまた別の給与体系で生きています。
そこでよくあるのが、土曜祝日の休みを交代で取るというものです。
この時、自分は休みでも現場は動いているので、
自分がいなくても現場が回るようにしなくてはいけません。
今回は休みの日に現場がちゃんと回り、休日らしい休日を取るための段取りを解説します。
根回し
まず必要なのが根回しです。
休みだと伝わっていないと、職人から電話がかかってきたり、
前日や後日にできる打ち合わせが必要になったりと、現場が混乱します。
担当の職長には自分がいないことをあらかじめ伝えておいて、
休みの日にわざわざ電話がかかってこないようにしておくのがベターです。
この時、段取りや打ち合わせをあらかじめ進めておくのはもちろんですが、
起きそうなトラブルを想定して、当日の窓口をだれにするかも決めておきましょう。
代打の人間も一緒に話ができればいいですね。
当日起きてしまったトラブルは、その場にいない自分にはどうすることもできないので、
そこは持ちつ持たれつと、割り切るしかないです。
ただ、事前の段取りでトラブルが起きないようにするのは休む人間の義務ですよ。
休みの予定の周知については、昼の打ち合わせをする会議室などに、
監督の出勤予定表を掲示しておくのも効果的です。
引継ぎ
現場の根回しも重要ですが、自分の担当する仕事でどんな作業があり、
自分の代わりに何をしてほしいか、を引継書にまとめまて周知しましょう。
普段自分が当たり前にしていることも、
担当者としてリズムができているからこなせている側面もあります。
1日だけとはいえ、代打を頼むので、何があるかは細かくまとめましょう。
作業内容、搬入出、危険ポイント、伝えてほしいこと、渡す図面などをまとめます。
この引継書は代打に紙媒体で渡すとともに、当日の出勤者全員にメールで送信します。
代打の人間がほかに手を取られていて対応できない場合にも、
内容を全員がわかっておけば対応してもらえます。
また、過不足あればアドバイスがもらえるでしょう。
まとめ
休むのにもエネルギーがいりますが、
休みはワークライフバランスをよりよくしていくために必要なものです。
数年後には建設業界も土日が完全に休みになるかもしれませんが、今はまだ過渡期です。
現場作業員の生活を預かるわれわれ元請は中途半端な姿勢は許されませんので、
休みの土台作りをきっちりやって段取りのいい監督になりましょう。
ほなまた。
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