こんにちは。
毎日の現場管理ご苦労さまです。
打ったコンクリートを仕上げにする打ちっぱなしコンクリート。
普通のコンクリートとは気の使い方が変わるこの打ちっぱなしの注意事項について書いていきます。
打ちっぱなしのための鉄筋
コンクリート打設時に生コンが回りにくい配筋になっていないか確認してください。
また、結束線の端部が外側に向かないようにしましょう。
全てはキレイなコンクリートを打つためです。
打ちっぱなしのための型枠
型枠材
打ったままが仕上げになるので、型枠にも気を使います。
まず、使う型枠は新品の綺麗な型枠を使ってください。
型枠面にキズや汚れを付けないように気を付けましょう。
セパ割り
セパ割りも仕上げに出てくるので計画的に割り付けます。
セパ割り図を作成し、監理者の承認を受けます。
セパはもちろんPコンを使ってくださいね。
建て込み
型枠の精度がそのままコンクリートの出来型になるので、
施工も精度良く行う必要があります。
精度を出すためにはパネルを大組してしまうことも有効です。
また、パネルの継ぎ目に隙間があるとノロが出て、キレイに仕上がらないので、
ノロ止めテープを貼ったりしてキレイに仕上げます。
コンクリートの打ち込みについても打ち継ぎを作らないように打つ必要があるので、
一発で上まで上げれる強度に固めるようにしてください。
打ちっぱなしのためのコンクリート打設
計画
打ちっぱなしコンクリートを打つ際は、
普通のコンクリートより手間をかける必要があるので、
1日の打設数量を通常より控えめにしなくてはいけません。
条件にもよりますが、通常より3,4割少なくなります。
また、コールドジョイントを生じさせないように、30分以内には打ち継いでいけるよう、
全体の打設順序にも注意が必要です。
工区分けによって打ち分ける際は、色を合わせるために、プラントを統一します。
打設
打設のメンバーには打ちっぱなしの範囲を正確に伝えましょう。
そして、打ち継ぎを作らないように打設していきます。
また、打ち込みが完了した場所に配管やバイブレータの振動がいかないように注意します。
段取り替えの生コンも型枠上に放置しないようにしましょう。
養生
型枠解体までの約1週間はコンクリートの養生期間です。
この間はコンクリートの水和反応が進むように散水養生を行ってください。
不要な荷重や振動を与えるのは厳禁です。
まとめ
打ったコンクリートがそのまま仕上になるなんて、
施工者泣かせな打ちっぱなしコンクリートです。
ただ、がんばって打ったコンクリートはその分美しく仕上がってくれます。
注意点はたくさんありますが、がんばる価値のある仕事です。
ほなまた。
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