こんにちは。
毎日の現場管理ご苦労さまです。
現場にはいろんな会社のいろんな職種の職人がいます。
今回は躯体工事をする際に登場する職種を紹介していきます。
測量・墨出工
工事の基準となるポイントや墨を出す職種。
厳密には測量工と墨出工は別だが、あまり区別されない。
監督の指示により、墨出しや実測を行う。
工事の後半まで付き合いは長い。
自分の手足のように墨出工を管理して効率の良い施工ができるようにする。
鳶工
ザ・建設作業員。
仮設工事や鉄骨工事にメインで携わる。
現場の主となる職種で、大工、鉄筋工と合わせて躯体三役と呼ばれる。
鳶の職長は現場全体においてもリーダー的存在で、
職種を越えて現場がまとまるかはこの鳶の親方の手腕によるところである。
鳶の仕事を途切れることなくうまく流してあげるのは現場監督の義務とも言える。
躯体工事時の安全設備設置、通路整備、足場組立など必要な作業をあらかじめ考えておく。
型枠大工
コンクリート打設用の型枠を組み、解体する職種。
解体には専門の解体工がいることが一般的。
器用なので、現場のユーティリティー的な設備の整備に貢献する。
段差ステップや開口蓋の作成などである。
型枠材を持ちまわっている特性上、大きな倉庫があるので、
仲のいい大工に持ち回り品を預ける所長も多数いる。
鉄筋工
鉄筋コンクリートの鉄筋を組む職種。
鉄筋を組むのが仕事。
変則的な躯体のおさまりや打ち込み金物の位置などは位置出しを依頼されることが多い。
鉄筋を組むことしかしないが、配筋検査で指摘された難題を、
鉄筋をしなやかに捌いて組み替える。
お見事である。
鉄筋工事の担当は、品質管理の番人でなくてはならない。
歩掛が1t/1人工を越えれば上等。
雑鍛冶工
アーク溶接とガス溶断を使いこなす炎タイプの職種。
傍らには常に消火器と消火バケツがある。
気合でどうにもならないおさまりを火の力で解決してくれる心強い味方。
鍛冶屋さんにしかできないことが現場にはたくさんある。
気の利く雑鍛冶屋が現場にいると、現場はうまく回る。
のちの工事につながる下地を入れたりする仕事なので、
雑鍛冶をうまく回せることが監督として一人前になるための必須科目。
左官工
練り物を操る左官工。
コテ1つで建物を形作っていく。
躯体から仕上げまで長い付き合い。
躯体工事ではコンクリートの均しや、ジャンカ補修でお世話になる。
おじいちゃんが多い。
躯体三役に雑鍛冶、左官を加えて躯体五役と呼ぶことも。
まとめ
現場にはほかにもいろんな職種がありますが、
躯体工事で登場するメインの職種を解説しました。
まずは担当の職種をマスターしましょう。
ほなまた。
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