こんにちは。
毎日の現場管理ご苦労さまです。
現場では物件ごとに設計監理がいます。
基本的には現場が図面通りできているかを確認する役割ですが、
各種質疑回答の窓口にもなります。
今回は検査でちょっと口うるさく感じてしまう設計監理との付き合い方を解説します。
施工前の質疑回答
施工にかかる前に施工業者と図面の確認を行い、
不明点やおさまりがわからない部分を質疑してつぶしておきます。
施工しやすいおさまりに変更できるチャンスもこのタイミングだけなので、
図面を深く読み込んで事前に出来形をイメージします。
また、図面がおさまってなくて仕様を変えた箇所は監理者的にも要チェックの箇所になり、
のちの検査で見られる可能性が高いので、われわれも気を付けて見ておきます。
施工中の質疑回答
施工開始後におさまっていない箇所があって、
図面通りの施工ができないところが出てくることもあります。
意匠や構造に影響するおさまりについては、
現場で勝手な判断をせずに設計管理に質疑しましょう。
回答が来るまで現場は手待ちの状態になりますが、
あとから問題発覚して手直しになると大ごとなので、焦らずに対処しましょう。
監理検査
検査準備
ちょっとどきどきする監理検査です。
あくまで現場が設計図通りに施工されているかどうかを検査しに来ます。
特殊なおさまりの部分は要注意なので、事前に確認しておきましょう。
また、相手も人間なので、印象はとても大事です。
検査範囲がちゃんと片付けられていて、通路もすっきりしているだけで好印象です。
逆にこういった段取りや気遣いができない現場は品質管理にも疑念が湧いてくるので、
検査員が安心できる環境づくりも心がけましょう。
指摘事項の是正
検査時に受けた指摘事項については速やかに是正します。
ただし、検査には施工業者を同行させて、その場で対応できる指摘はすぐ直しましょう。
指摘として挙がると、是正対応の処理や記録に手間がかかります。
また、施工業者からの説明で監理者に納得してもらえる場合もあります。
ここで、指摘事項の是正前後で写真撮影が必要になりますが、
検査状況の写真も忘れずに撮影しておきましょう。
まとめ
お堅くて、ちょっと苦手に思う監理者も、味方に付ければこっちのもんです。
結局は人と人との関係で現場はできていきますので、
何事も人付き合いを大切にしていい仕事をしましょう。
ほなまた。
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