【左官工事】下地から仕上げまで

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施工管理

こんにちは。

毎日の現場管理ご苦労さまです。

今回は現場の初期から終盤まで長いお付き合いの左官工事について書いていきます。

捨てコン

左官屋さんとの出会いは捨てコン打設時になることが多いです。

掘削工事が終わり、基礎躯体工事の始まりのタイミングです。

この捨てコンの仕上げですが、均すだけの仕上げになることが一般的です。

ただ、ここに少しお金をかけて1回押さえる仕上げにすると、

墨出しをするにも、水替えをするにもストレスフリーな作業ができます。

確かにお金はかかりますが、現場のスタート段階で、

細かい部分に気を使って効率良く仕事をさせる気構えを示すことになるので、

後の躯体業者も緊張感を持って仕事をするようになるかもしれません。

基礎躯体コンクリート

打設時

基礎躯体のコンクリートを打つ際にも、

梁天端や柱天端の均しで登場します。

これらはレベル管理が重要なので、事前に管理方法を打ち合わせして、

正しいレベルでコンクリートを打設しましょう。

また、ピット部の梁の中で通水管をセットするところは、

予め目印を付けておいてちゃんと押さえるようにしましょう。

打設後

打設後に型枠を脱型したら、ジャンカのチェックをします。

もしこの時ジャンカを見つけたら、速やかに左官補修しましょう。

大きさによってははつりも必要なので、タイムリーに対応をしてください。

また、S造の建物のであれば、

通称まんじゅうと呼ばれる鉄骨柱のレベルモルタルを作ります。

柱重量によって必要な面積が変わりますが、□200×200やφ250などが一般的です。

これもグラウトを流し込む工法と堅練りのグラウトを使う工法があるので、

職長とよく打ち合わせして施工に臨みましょう。

地上階コンクリート

打設時

床コンクリート打設時には土間屋が登場します。

床を押さえるためのプロペラという機械を上げたり下ろしたりする段取りがあるので、

揚重方法は事前に検討しておいてください。

彼らはレーザーレベルでレベルの管理を行います。

ただし、機械からの距離が長いと誤差も大きくなるので、

ほんまに精度のいる床については、

アナログなレベルで逐一確認して管理することをオススメします。

打設後

打設後には床レベルの実測を行います。

床の仕上げによって求められる精度が違うので、管理値は要確認です。

精度が悪いと雨降りの後に水がたまります。

あまりにひどければ補修をしてください。

仕上工事

建具が付いたらその周りにモルタルを詰めます。

足元に詰めるのが基本ですが、

仕様によって横と上も詰めるので、図面をよく見てください。

また、コンクリートの壁の仕上げが塗装の場合、

塗装下地を作らなければいけません。

サンダーで擦ったりする作業もあるので、

他職とのラップ作業にならないように調整します。

仕上工事の終盤では床補修にかかります。

レベルで据えた建具周りの整合性が取れるように補修します。

この作業では作業動線を止めて作業する必要が出てくるので、

タイミングを見計らって一気に補修しましょう。

まとめ

ここに書いた代表的な仕事以外にも、

左官屋は工事の長きにわたって様々な仕事をこなします。

突然の仕事にも応えてもらえるように、

普段から会話をして効率良く仕事させることを心がけましょう。

ほなまた。

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