こんにちは。
毎日の現場管理ご苦労さまです。
何人か監督がいて、それぞれ担当分けされていると、
お互いの範疇で何が起こっているかを全て把握するのが難しくなってきます。
そんな中で、それぞれが別々に消耗品や労務仕事を手配していると、
必ず無駄やロスが発生します。
今回はこの労務仕事(例:墨出、斫り、雑鍛冶など)の回し方についてのコツです。
労務の無駄
例えば、2人が半日の仕事を別々に手配すると、2日分の工数がかかります。
しかし、これをまとめて手配した場合、工数は1日分に減ります。
これはもちろん極端な例ですが、仕事をまとめることで省ける段取りもありますし、
職人が全体の仕事を理解することで効率も上がります。
そこで課題となるのが、それぞれの受け持ちの仕事の情報を、
いかにして皆で共有していくかということです。
情報の共有
ワシは次の日の作業指示書に、労務仕事ごとのキープランを付けて回覧し、
それぞれがやらせたい作業を記入していって管理しています。
ここでいう作業指示書とは、安衛法で定められた、
元請が日々の作業について管理している安全管理のための書類で、
ゼネコンごとに呼び名は少しずつ違うかもしれません。
この書類は次の日の朝礼までには安全の統括責任者である所長の押印が必要なので、
毎日の作業間連絡調整の後、速やかに事務所内で回覧されるべき書類です。
ということは、作業前日には全員のハンコを押すために、所内回覧されています。
毎日午後の半日で所内を全て回覧される書類というのもなかなか無いので、
みんなの抱えている仕事を統合していくのに最適な回覧ルートのひとつと言えます。
ここで抽出された仕事を最終的に担当者がまとめて、作業員に伝えていきます。
こうやってワシの現場では情報を共有し、手配の無駄やロスを減らしています。
指示のまとめ方
担当者のもとにさきほどのキープランが戻ってきたら、
それぞれの仕事の優先順位に基づいて、作業の順番を決めます。
急ぎの仕事、本日中の仕事、昼から回ってほしい仕事など、
それぞれの仕事にはタイミングと重要度があるので、そこから優先順位を考えます。
キープランレベルの精度で分かりにくいものは、個別に詳細図も付けましょう。
現地に指示事項を書いておくのも効果的ですね。
まとめ
ちょっとしたことですが、忙しい日々の中でいかに個々で持っている情報を共有するか、
ということを意識しておくことで、ロスが大きく軽減されます。
少しでも儲けに貢献して、業界全体を盛り上げていきましょう。
ほなまた。
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