こんにちは。
毎日の現場管理ご苦労さまです。
鉄骨が建ち上がることを上棟と言います。
一般的に本体鉄骨建方の最後のタイミングで上棟式をします。
今回は上棟式の慣習、段取について書いていきます。
上棟式の段取り
鉄骨工事の規模が大きい現場では本格的に上棟式を行います。
紅白幕を下げて、上棟する梁は白くおめかしをして、金ボルトで建方を行います。
鉄骨を触るとび職は伝統的なはっぴのスタイルです。
これは極端な例ですが、現場の所長の意向や施主の希望により、様式も様々です。
上棟の梁をデモンストレーション的に金ボルトで建方して、
施主に上棟記念で贈呈するパターンはワシも今までに何回か経験しています。
われわれは1年に1回くらい上棟を経験していますが、
施主にとっては何十年に1度のプロジェクトだったりするので、上棟記念は喜ばれます。
これらの段取りですが、紅白幕はリース屋で持っています。
白い梁は鉄骨ファブに依頼して塗ってきてもらうか、現場で塗装屋に塗ってもらいます。
はっぴは鳶の会社で持ってたりします。
これ以外にも梁を地上で仮置きするための架台が必要だったりするので、
細かいことは経験豊富な鳶に相談してみるのがいいでしょう。
上棟式
式とは言うものの、神主が来たりすることはほとんどないので、
現場のイベント的な意味合いが強い上棟式です。
ただ、あなたが鉄骨担当であれば、この瞬間は喜びもひとしおでしょう。
がんばってきた鉄骨工事の管理もひと段落です。
こういったことの積み重ねが現場マンのやりがいですね。
式自体は地味なもので、梁が吊り上げられて取り付くのを見守るだけです。
カメラ担当であればそれらを逐一写真に残す、あるいは動画を撮影するのが仕事です。
くれぐれも吊り上げている部材の直下には入らないでくださいね。
建方が済めば、必要であれば金ボルトを回収してそれで終わりです。
まとめ
ひと現場に1回あるかないかの上棟式です。
上棟すればいよいよ仕上工事のピークに向かっていくので気を引き締める時期です。
ただ、鉄骨担当としては大きな仕事をやり遂げた達成感を味わってもいいでしょう。
ひとつひとつの成功体験を積み上げて経験値をためていってください。
ほなまた。
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