こんにちは。
毎日の現場管理ご苦労さまです。
みなさんは図面を見るときに平面図・立面図・断面図のどれを一番見ますか?
また、計画図を描くときに平面図・立面図・断面図のどれを一番描きますか?
各図面とのかかわり方を書いていきます。
平面図を見る
やはりみなさんが一番かかわるのは平面図だと思います。
平面図とは3次元の建築物を2次元で表現した文明の賜物です。
様々な表現でもって3次元を2次元に落とし込んでいます。
ちゃんとした平面図には3次元の建築を構築できる情報が盛り込まれています。
ただし、これはプロだから成しえる翻訳技術なのです。
もちろんここの読者として想定している若手現場マンもプロではあります。
が、まだひよっこでしょう。
そんなあなたでも理解力を高めるために、
また人に説明するためのツールとして断面図を活用しましょう。
断面図を見る
断面図には平面図では表現の難しい情報が視覚的に表現されています。
そりゃ当然上から見てわからなくても横から見ればわかることはたくさんあります。
平面図を見て、断面図を見ることで、あなたの頭の中にまだ見ぬ建築が具体化されていくのです。
断面図を描く
何かの計画図を作成する際に、若手現場マンは100%平面図は描いてくれます。
しかし、断面図となると体感10%程度ではないでしょうか。
計画が頭の中で固まっていても、それを人に伝えるのは簡単ではありません。
ましてや上司に短時間で説明しようとしたときに、平面図だけでは物足りないかもしれません。
そんな時に断面図が役に立ちます。
私も若いころに何度も断面図を持って来いと指導されました。
平面図だけよりも断面図があった方がわかりやすいんです。
また、断面図を描くことで平面図を3次元で理解する力が培われます。
ついでに立面図
立面図は実際にみなさんの目に見えてくるものを表現しているので、
特に説明するようなことはありません。
必要に応じて活用しましょう。
3次元の次は4次元?
2次元の図面から3次元をイメージできるようになったら次は何が待っているでしょう?
3の次は4ですよね。
いや、冗談ではなく、3次元に時間の概念を足せば4次元になりますよね。
つまり、建物のイメージに工程の要素がプラスされて、現場の流れが見えるようになるんです。
これが何もない現場で先が見えている状態です。
現場の所長の頭の中はおそらくそんな感じなんだろうなとは思いますが、
今流行りのBIMに工程の情報をプラスできれば万人にそれが共有できるのではないでしょうか。
BIMの究極系はそこだと個人的には思っています。
まとめ
とはいえ、BIMってまだまだこれからの話だし、
工程がわかる人間とBIMを操作できる人間って絶対同一人物じゃないから、
このアイデアはなかなか実現しないんだろうなとは思います。
というわけで、そんなウルトラCは当てにせず、みなさんはシコシコ断面計画に励んでください。
ほなまた。
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