【防水工事】雨漏りをさせない

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施工管理

こんにちは。

毎日の現場管理ご苦労さまです。

建物の存在意義の一つ、雨風を凌ぐために、防水工事を行います。

今回は防水工事の種類と管理ポイントについて書いていきます。

防水の種類

アスファルト防水

最も丈夫で信頼度の高い工法です。

断熱・非断熱、保護・露出といった種類があり、

工程に多少の違いがありますが、

ルーフィング材というマットとアスファルトで舟を作っていく防水工法です。

下地

工法ごとに求められる下地が変わりますが、

下地の段階で正しい水勾配を取って、水が溜まらないようにしておきましょう。

管理点

全ての防水に共通ですが、ドレン周りは補強が必要です。

防水完了後には弱点のドレン周りを中心に水張り試験を行います。

水を張って、24時間で水漏れが確認されなければ合格です。

保護工法ではシンダーコンの打設を伴い、

伸縮目地入れやワイヤーメッシュ敷の工程もあるので、

防水層を傷つけないように注意します。

また、コンクリート打設時に砂付ルーフィングを汚すと、

ケレンや補修が難しく、見栄えも悪くなるので、打設時の養生は徹底しましょう。

塗膜防水

いろんな場所で幅広く使われる工法です。

ウレタン防水、ポリマーセメント系防水、FRP防水などがあります。

一般的に防水工事には保証書が出ますが、ポリマーセメント系には出ません。

下地

アスファルト防水よりも緻密な下地が要求されます。

というのも、コンクリート面に塗るだけなので、

丁寧に下地を起こさないと、仕上にも出てくるからです。

下地のピンホールはしっかり潰しておきましょう。

管理点

まず材料ですが、ものによっては有機溶剤になるので、

換気や保管場所に気を付けましょう。

換気をせずにピット作業すると中毒で倒れます。

また、保護層を設けない露出仕様が多いので、施工後に傷つけないよう注意してください。

シート防水

どちらかというとマイナーな工法。

施工が甘く、シートとシートの継ぎ目に隙間ができると即雨漏りします。

下地

下地鉄骨にボードを貼ってシート防水できるので、躯体以外の部分に施工可能です。

シートを貼る下地のボードも防水業者で施工します。

管理点

シートの継ぎ目が生命線です。

針の穴ほどの隙間もないか、文字通り針を使って検針します。

隙間があれば再溶着もしくは、増し貼りします。

水張試験を行いましょう。

まとめ

いろんな種類がありますが、防水工事の目的はただ一つ。

雨漏りを防ぐことです。

都度都度工法については勉強すればいいですが、

この変わらぬ信念をもって漏水を防ぎましょう。

ほなまた。

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