こんにちは。
毎日の現場管理ご苦労さまです。
あなたの現場ではクレーンは何の種類を使っていますか?
ラフタークレーン、クローラクレーン、タワークレーンなどなど。
今回はクレーンの種類と、週末や強風時などのしまい方について書いていきます。
クレーンの種類
ラフタークレーン
移動式クレーンの代表です。
道路を自走して現場にやってきます。
必要な時に呼ぶので、コスト的には一番かからないイメージです。
クローラクレーン
現場で組み立てて使います。
ラフタークレーンではどうにもならないような能力を計画できます。
タワークレーン
設置した場所から動けません。
また、吊り荷の反力を受ける架台が必要です。
設置の仕方により、フロアクライミング式とマストクライミング式があります。
解体するときには建物が大方出来上がっているので、緻密な解体計画が必要です。
高層ビルのタワークレーンの解体方法はというと、
解体するクレーンの一回り小さいクレーンを設置し、
そのクレーンを解体するのにもう一回り小さいクレーンを設置し、
といった具合で、最後には手でばらせる大きさにまでなり、エレベータで搬出します。
作業中止の条件
クレーン作業は10分間の平均風速が10m/sを超える強風時には、
作業を中止しなければなりません。
風速についてはクローラクレーンやタワークレーンには風速計が付いていますし、
吹き流しがあればその角度によっても確認できます。
クレーンのしまい方
強風時などにはクレーンをどの姿勢にすればいいでしょうか?
ラフタークレーン
ラフタークレーンはブームを収納してしまえば転倒のリスクは回避できます。
現場に留め置きにする場合も、ブームを縮めて、
地盤にアウトリガーを突く姿勢が安全な状態になります。
走行姿勢に近い形であれば問題ありません。
クローラクレーン
こちらもブームを倒して地面に近いところまで下ろすのが一番安全です。
タワークローラの先端ジブだけたたんだり、安全角度にする方法もありますが、
一番確実なのは地面まで下ろしてしまうことです。
フックをアンカー固定する方法もありますが、
アンカー固定する相手を損傷してしまう恐れもあるので、あまりオススメはしません。
タワークレーン
タワークレーンについてはできることが限られてきます。
安全角度にブームを倒して旋回ロックをフリーにすれば風見鶏のように動くので、
倒壊のリスクは軽減されます。
ただし、ブームがクルクル回るようにしてしまうと、
敷地の制約によってはブームが敷地外に出てしまうので、
状況に応じて旋回ロックフリーの対策をするか、
旋回ロックをして、フックもアンカー固定して、動かない対処をすべきかは状況次第です。
まとめ
クレーンが転倒・倒壊すると間違いなく現場はストップします。
社会的な信用にも響くため、絶対に起こしてはいけない事故の一つになりますので、
休暇時や台風時には倒壊の恐れが無いように対処しましょう。
ほなまた。
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