こんにちは。
毎日の現場管理ご苦労さまです。
現場にはたくさんの価値ある資機材があります。
これらを賊から守るために、工事の進捗に応じたセキュリティ対策を行います。
今回は現場の平和を守るセキュリティについて書いていきます。
序盤
電線注意
よくあるのが、電気の線の盗難です。
仮設電気の線などは、配線していても、
通電していない系統だけをピンポイントで狙って抜いていかれたりします。
窃盗団もプロで、活線状態を見極める機械を持っているのでしょう。
電気の線は現場の外部からは隠すような形で保管したり、
そもそも余剰の線を置かないようにしましょう。
自販機注意
もうひとつ、よく狙われるのが自動販売機です。
休憩所の近くに自販機を置いたりしますが、この自販機の売上金が狙われるのです。
ワシの現場でも自販機をバールでこじ開けられて売上金をやられたことがあります。
飲料の業者も何日かごとで中身を回収するので、大した額は入っていません。
ただ、自販機自体は使い物にならなくなるので、損害は大きいです。
自販機屋さんとしては、なんぼにもならない売上金目当てで、
百万単位の機械を壊されるのがとても残念だと言っていました。
加害者も小銭のために罪を犯すのはバカらしいので、自販機を壊さないでください。
保険が解決してくれる事案かもしれませんが、
現場の自販機がしばらく使えないのは不便以外の何物でもありません。
ほんと、勘弁してください。
中盤
転落注意
だんだんと建物の形が出来上がってきます。
ということは建物の高さも上がっていきます。
そのような場所に一般人が入ることは非常に危険です。
ゲートやくぐり戸にはガードマンをつけたり、
夜間は機械警備をかけて、関係者以外が立ち入らないようにしましょう。
また、現場で使う工具も高価なものが出てくるので、
鍵のかかるロッカーや倉庫で管理して、
盗難に合わないように心がけましょう。
終盤
施錠注意
この頃になると、資機材の盗難のリスクももちろんですが、
仕上がった建物を壊されたり汚されたりするリスクが生じます。
ただし、同時に建物は完成後のセキュリティに近しい状態になってきているので、
入口各所の施錠をすることで管理します。
ここで施錠に使う鍵は、お客さんに引き渡すものになることが多いので、
鍵を無くさないように管理することも重要です。
電線注意
仕上げ工事では、本設の電線を盗まれないように注意しましょう。
ドラムごと持っていかれることもありますし、クズ線かごをやられることもあります。
まとめ
現場の平和を守るために、
仮囲い際やゲート周りにネットワークカメラを設置して監視体制を取るのも有効的です。
とにかく、普段からセキュリティ意識を高めて、
事件に巻き込まれないように注意しましょう。
ほなまた。
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