こんにちは。
毎日の現場管理ご苦労さまです。
今回は職種紹介の仕上工事編です。
ALC工
ALCやECPを建てて壁を作っていく職種。
足場からの作業がメインになり、
監督が呼び出しを食らうのは、作業床や吊元の計画についてが多いが、
下地の下地が鉄骨についていないトラブルもよくあるので、事前の確認をしっかり。
壁の裏に仕込んでおくべき下地は、ここで取り付けしてもらうべし。
建具工
内外装問わず建具を取り付ける。
枠の取り付けから扉のつり込みまで仕事があるので、竣工までお世話になる職種。
現場の管理よりも物の発注の管理の方が重要で、
納期のかかる品物のため、手配をミスると現場にいつまでも建具が取り付かなくなる。
その他仕上げ工事と深くリンクするので、タイムリーな工程調整が必要。
耐火被覆工
通称岩綿屋。
一年中カッパを着て防塵マスクを着けていて、岩綿を扱う性質上、見た目は汚れがち。
作業エリアの養生をミスるとロックウールが飛び交うので、
掃除の件で監督や多職からクレームを受けることが多い。
養生エリアの中はもちろんロックウールだらけなので、ナウシカの腐海の森にいるよう。
岩綿プラントの配置計画から作業工程の調整まで、監督のやるべきことは多い。
また、乗りこみエリアの片付けも日々確認すべき事項となる。
シール工
漏水を防ぐ番人。
正しいおさまりでシールを打ってこその防水なので、シールを打つ前段取りが重要。
内外装ともに出番が多数あるので、各種図面でおさまりを理解して、期日を押さえること。
防水工
アスファルト防水や塗膜防水といった防水を行う。
防水を失敗すると雨漏りが起きるので、変なおさまりで施工させないよう要注意。
特にシート防水は漏水率が高いので、しっかり検査すること。
塗装工
仕上げ工事の中でクリティカルな職種の一つ。
前工程の遅れや後工程の乗りこみの板挟みの中で、
元請の無茶に引っ張られて馬力が求められる職種。
最後は人数勝負になる面もある。
金属工
金属工事が進むと現場が進んだ感が出る。
下地となる前工程が正しい精度で付いているかの確認と、
あるものでなんとかおさめるための経験がモノを言う職種。
補修のきかない仕上げ材もたくさんあるので、
傷がつかないための元請としての対策も状況に応じて行っていく。
軽鉄・ボード工
内装工事のメイン業者。
躯体工事時の型枠大工に匹敵する存在感がある。
軽鉄を組む下地工とボードを貼るボード工に分かれる。
ほかの仕上げ業者や設備業者とのコミュニケーションも積極的で、
監督としてはここを押さえておけば現場は回せる。
クロス工
壁紙を貼ります。
下地をこしらえるパテ工と実際にクロスを貼るクロス工に分かれます。
作業の流れさえ作ってあげればトラブルは起きにくい職種。
床工
仕上げ工事のラストで登場する床工。
前工程をきっちり捌いて、竣工に向けた流れを作ってあげることが重要。
というかそれができないと竣工できない。
まとめ
躯体工事とはまた違った味のある仕上げ工事。
もうここまで来たらあとは竣工を目指していくだけなので、監督ももうひと踏ん張りです。
いろんな職種と和を持ってものづくりに当たりましょう。
ほなまた。
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