【鉄筋工事】配筋検査で見るべきポイント

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施工管理

こんにちは。

毎日の現場管理ご苦労様です。

鉄筋工事でわれわれがぶつかる壁といえば、

配筋写真と配筋検査の2つになると思います。

今日はその中でも配筋検査に焦点を当てて解説していきます。

配筋検査とは

配筋検査とは、図面通りの配筋が組まれているかを、

コンクリートの打設前に確認することです。

ここで確認するのは、構造図がメインになります。

施工業者の自主検査、元請の検査、設計監理者の検査、

場合によっては施主の検査もあるかもしれません。

構造図通りにできているか

検査では主に構造図で確認をしますが、

どこが要注意ポイントでしょうか?

主筋

まず、主筋等の各種リストに記載の、鉄筋径や本数やピッチが仕様通りかを確認します。

ここでこけると、是正に大きな手間がかかります。

打設前の検査で見逃していて、あとから写真で間違いが発覚するようなことがあれば、

コンクリートを全部斫ってやり替えになります。

特記

配筋リストの備考欄や欄外に特記が記載されていることもあります。

これもとても重要です。

構造設計者が構造計算を成立させるために、

一般的なおさまりと違うことをしているので、

わざわざ特記事項としているのです。

ここは設計監理者も必ず気にして見るので、

われわれの検査でも気にしてみておきましょう。

また、この建物特有の特記事項の理解していると、

図面をよく見ている証拠になるので、

職長や監理者との会話時に、

こちらの理解度が向こうに伝わって信頼につながります。

配筋詳細図

配筋リストの後のページなどに配筋詳細図がありますよね。

あれもよく見ておきましょう。

構造設計者がわざわざ詳細図を記載しているということは、

一般的なおさまりと違うか、設計者のこだわりがあるということです。

そういう箇所は検査の時だけでなく、施工前の打ち合わせの時や、施工中から、

職方と会話をして確認しておくことが重要です。

かぶり厚さ

かぶり厚さにも気を付けましょう。

かぶり厚さなどいくつかの数値は建築基準法で規定されています。

構造設計者の計算による部分は、万一施工ミスがあっても、

構造設計者の範疇で是正策を検討してもらえます。

しかし、建築基準法で規定されている数値はどうあっても覆りません。

間違いのないようしっかり管理しましょう。

まとめ

配筋検査は正しく建物の構造物を作るための大事な検査です。

今回説明した内容を実践していければ少しずつ玄人に近づいていけます。

打設後に間違いが判明するなんてことが無いように、

抜け目のない品質管理を行いましょう。

ほなまた。

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