こんにちは。
今回は工事期間中に現場マンが詰めることになる、
現場事務所の開設の流れについて説明します。
大きさの選定
事務所の計画をする時、まずは必要な規模を決めます。
スタッフの座席、打合せスペース、OA機器、更衣室、給湯、便所など、
工事期間中に自分たちが仕事をするのに必要なものから広さがわかります。
それに加えて、監理者の部屋、サブコンの事務所、作業員の詰所などが,
工事期間中、固定で必要になってきます。
配置計画
必要な広さがわかったあと、次に問題になるのは、それらの配置です。
教科書的な答えで言うと、敷地内の本工事に影響の少ない場所に設ける。
それができない場合は周辺のビル等に事務所を構える、となります。
工事の影響の少ない場所なんて、よほど敷地が広大じゃないと無いと思います。
では、よりベターな場所の選定はどのように考えていけばいいでしょうか。
①建物が建つ範囲外で必要なスペースが取れるか?
YES→②へ
NO→敷地内の事務所設置は難しいと判断し、外部に事務所を設置することを検討する。
②該当箇所の外構工事を着手する際に建屋内部に引越できるか?
YES→進捗に応じて適宜事務所規模の縮小と移動を行う。
NO→外部に事務所を設けるか、途中から外部に引っ越す。
これは設置期間による予算とも相談。
様々な要素が絡み合う中でスペースを確保して場所を決めるこの配置計画が一番肝です。
レイアウト
場所が決まったらレイアウトを計画しましょう。
敷地内に設置する場合は、電気の引込柱や手洗い場など水道の設備を置くことも忘れずに。
加えて、喫煙所も設置しましょう。
職人さんの喫煙率はまだまだ高いです。
レイアウトにこだわりのある上司も多いので、いきなり突っ走らず、
意向を聞いておくようにしましょう。
サイドデスクの仕様やイスのひじ掛けの有無などは趣味の問題ですからね。
インフラ引き込み
レイアウトが決まったら、各種インフラの引き込み手続きをしましょう。
電気、水道、下水、電話、ネットなどがあります。
思うより時間のかかるものもあるので、早め早めに動きましょう。
1つや2つ欠けてても代用は効きますので、とりあえず入居してしまうこともあると思います。
ちなみに、事務所が立つまでは現地にスーパーハウス、発電機、パクトトイレなどを置いて現場管理することになります。
使用開始
各種インフラ、間仕切、什器備品が整ったらいよいよ入居です。
住み出してから改善できることもたくさんあるので、
あまり難しく考えずまずやってみましょう。
良くも悪くも建物が完成してしまえば事務所も解体です。
一つずつ経験を重ねましょう。
ほなまた。
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